武奈ヶ岳 冬季登山
今回は2月5日に登って来た武奈ヶ岳についてです。
武奈ヶ岳は日本二百名山、近畿百名山に選ばれている標高1214mの山。
武奈ヶ岳へのアクセス
武奈ヶ岳はテント泊含め何度か登ってますが、積雪期は初めて。
いつもは比良側のイン谷口から登ってますが、この時期はなかなかハードそう。
冬場は367号線(鯖街道)の葛川の方から登る方が多いようです。
積雪時は初めてという事で今回は葛川側の坊村の登山口から登る事にしました。
駐車場は葛川市民センターの駐車場になります。南から来ると左折して橋を渡った所にあります。
後から調べて分かったのですが右折して登山口付近にも有料(300円)の駐車場があるようです。そちらの方が登山口に近いのと、あくまで葛川市民センターの駐車場は登山専用というわけではないので、なるべくそちらに停めた方が良いと思います。
武奈ヶ岳登山開始
駐車場から橋を渡って道路の反対側に登山口。
登山道入り口手前にはトイレ。
比良山荘、とても立派で風情があります。
山荘なので山小屋的なものかと思っていたら、そこそこ高級な料亭的な感じ。
登山口でいきなり分岐。真っ直ぐ奥の橋を渡って進むと御殿山ルート。右手には登山ポストと牛コバ方面への道
今回登る御殿山ルートは出だしは嫌な予感の濡れ具合。
案の定しばらくはつづら折りで黙々と泥道を登っていきます。
つづら折りなので急ではないですが、斜度自体はあります。そのせいか、倒木がとても多いです。倒木を避ける際などバランスを崩してぬかるみで滑って転ぶことだけは避けて、慎重に登っていきます。
1時間程で手頃な休憩スポットへ。
ちらほらいる他の登山者にならってここでアイゼン装着。
ここからは一気に雪がふえ、急斜面をぐいぐい登って行きます。この日はアイゼンも効いて危険な感じはしませんでしたが、数日前には滑って一気に落ちていった方がいたそうです。
谷とかではないので大惨事にはならなそうですが、滑り落ちてる時に木にぶつかったりすればケガの可能性はあります。
アイゼンもピッケルも使い方次第では凶器にもなりうるので本当に気をつけようと思います。
さらに登って夏道と冬道の分岐は冬道へ。
更に雪が増えてきました。
この辺りからスノーシューの方もいました。
御殿山を越え、ワサビ峠あたりはアイゼンだけだと踏み抜いて歩きにくくなります。
嫁もこんな事になりだしたのでワカン装着。
定番のマジックマウンテンのネイジュ と
どちらもそれぞれ長所、短所がありそう。
短所というよりはどういうシーンを想定しているか、の違いです。
ちなみにスノーシューは持ってませんが、ワカンよりも使える場が限られそうなのと重さを考えるとなかなか手が出ません。
トレイルランやファストパッキング寄りの超軽量モデルは気になりますが、値段が可愛くありません。来年あたりは買う事になると思いますが。
ワサビ峠から少し登ると素敵稜線が。
気温も高く、風も弱いので樹氷はあまり育ってません。
武奈ヶ岳山頂はすぐそこ。
無事登頂!平日にもかかわらず、続々と山頂には登山者が増え、少なくとも20人以上が山頂付近でご飯食べたり、休憩してます。
われわれもご飯とデザート、コーヒータイム。
ひとしきり山頂からの景色を楽しんだら、素敵稜線との別れを惜しみながら下山。
下山後温泉は?
今回は本当はまだ行った事がない朽木温泉てんくうに行って見たかったのですが、残念ながら火曜日は定休日。
そのため車でぐるっと30分ほど、反対側に回って比良とぴあへ。
御飯も食べたいとこですが、この日はぐっとこらえて家路につきます。
いそいそと帰ってから登山後のお決まり、昨年見つけた近所のお気に入りの焼肉屋でしめました。
次はそろそろアルプスか八ケ岳遠征かなぁ。