ujii’s outdoor

平凡な会社員がアウトドアに傾倒していくブログ

京都一周トレイルテント泊(北山西部〜西山)

前回東山〜北山東部に続いて今回は北山西部〜西山編です。
4月17〜18日にかけての記録。前回からさらに季節は進んでかなり暖かくなってきました。
防寒装備が軽くなったことで前回よりもかなりザック自体も軽量化。
記憶が既に曖昧ですが、水などすべて込みで8㎏程度かな。ウェアも半袖短パン解禁です。

前回の続きの二ノ瀬駅からスタート。


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二ノ瀬駅からは前回の記憶を頼りにトレイルの標識を目指し、無事発見。






のどかな里山の風景に癒されます。

今回のメインイベントの一つ、山の家はせがわに到着。数年前から食べてみたかったここのハンバーグをついに食べる時が。

くうぅ〜〜っ!

まずは黄金水で、乾杯っ!

うまい!
あっ、という間にペロリでございます‼︎
まだまだ歩くので、しっかりとデザートまで食べて補給補給。

はせがわを超えると本日のテン場まではすぐ。
分岐がいくつかあるので間違えないよう注意が必要です。

沢の池が本日のテン場。
手前側は駐車場もあり、多少は人がいそう。この日もここに車を停めてBBQしてる方が1組いました。池沿いにもう少し進んだところがオススメ。車はそこまでは入ってこれません。
ただ全体的になだらかですが斜面が多いので平らな所はそれほど多くない印象。


幻想的な景色の中昼寝をかましてからテント設営。

夜の記憶は既にありません。
ただ二ノ瀬からの北山西部はしばらく自販機などもまったく無く、この夜は肝心のお酒が飲めませんでした。ウイスキーをスキットルに持っていってはいましたが、ハイボール党の我々にはコーラやソーダジンジャーエールなど、自販機での補給が必須なのです。この日の行程は大した事がないので担ぎ上げれば良かったと後悔。

翌朝、少し登ると雲海が。


昨夜、お酒を飲めなかった嫁は調子が上がらずさっそくこけてました。


高雄のあたりまで来て、ようやく自販機発見。
まだ早朝ですが迷わずサイダー購入し、ウイスキーを投入して飲み歩きます。

朝日が当たってそこだけ満開のピンク。


ここからは川沿い、谷沿いの道が続きます。




愛宕山の登山口も通ります。

清滝、保津峡などの観光地を通って行くのでこの辺りからは自販機で補給し放題。前日の反動からかコーラ(ハイボール)でひたすら喉を潤します。




いよいよ嵐山。外国人がものすごいいます。もはや修学旅行よりも外国人なんですね。
前日歩き出してからは山の家はせがわ以外では4〜5人しか会ってないというのに、一気に別世界。
嵐山では屋台の唐揚げで補給。嵐山では電車もコンビニも、温泉もあるのでここで終わっても良いのですが、せっかくなので最後まで行くことに。ほろ酔いだとかえって調子が良くなる不思議。


標高は低いのですが以外とアップダウンがある松尾山から苔寺谷までの最後のトレイルをずんずん進みます。


西山最後の標識です。ここから上桂駅まで25分ほど。


西芳寺苔寺)の辺りの茶屋で美味しいお蕎麦を食べてから上桂駅へ。
これで前回と合わせて京都一周トレイル制覇。
アルプスなどの高山も楽しいですが、低山ならではのロングトレイルもまた違った良さがあり、本当に楽しかった。
機会があれば次は2泊で一気に一周もして見たいです。
帰りは嵐山まで戻って温泉に入ってから帰路へ。

京都一周トレイルテント泊(東山〜北山東部)

3月以降仕事も忙しくなり更新が久々になってしまいました。休暇の時期も終わりましたが、休日にはしっかり遊んでますので、ぼちぼち更新していきます。

3月後半、すっかり春らしくなってきたので、近場の低山ではテント泊再開です。
今回は3月26日〜28日で三連休が取れたので、京都一周トレイルをテント担いでどこまで行けるか、お試し山行に行ってきました。

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京都一周トレイルとは

京都一周トレイル会(京都市)の登録商標で京都の東南、伏見桃山から比叡山、大原、鞍馬を経て高雄、嵐山、苔寺に至る全長約83.3kmのコース。またもう一つ京北地域の48.7kmのコースもありますが今回は83.3kmの方を歩いています。

アクセス

今回は1番一般的かと思われる伏見稲荷駅からスタート。
京都一周トレイルは東山、北山(東部、西部)、西山コースといくつかに分かれています。その起点ごとに電車などとのアクセスがしやすいのも特徴。なんせ京都市街を取り囲むのが京都一周トレイルなのです。日帰りで各コースを歩いてもよし、テント泊して回ってもよし。暗いうちからスタートして一気に走りきるトレイルランナーもいます。
合間にいい具合に補給できるポイントもあるのでうまく計画すればそこまで荷物を重くせずに歩くことが出来ます。
今回のゴールは何となく二ノ瀬駅に。なので東山コース〜北山東部コースを歩いたことになります。

いよいよスタート!

今回は特に前日から準備もしてなくてまさかの昼過ぎのスタート。
京阪電車が事故で遅延したりもして伏見稲荷の駅に着いたのが12時過ぎ。さらに京都一周トレイルの地図も現地調達しようと思っていたら以外と売っておらず。
結局ある程度伏見稲荷を登った所の茶屋?でまとめて購入。にしむら亭だったかな?


この時点でまだ地図持っておらず。

伏見稲荷は完全に観光地の為、この人だかり。
ろくに写真も撮れません。
普段平日登山が多い我々夫婦には完全に異世界で新鮮ではあります。こんな中マットがついた巨大なザックを担いでいるとものすごいアウェー感。精神的に鍛えられます。

京都一周トレイルは各ポイントにこのような標識があり、これを探して進むのも楽しい。




こんな住宅地も通ります。


今回の相棒、嫁はお気に入りのトレイルバムのsteady。私は同じくトレイルバムのhaulerでした。

こんなトンネルや

ちょっとした池や

のどかな里山の風景などなかなか変化に富んでいて飽きません。



なんか怖い看板。

粟田神社を過ぎると一旦下界へ。補給ポイントです。このお肉屋さんで揚げたてコロッケ、ミンチカツ、チーズインチキンカツなどやたらと油ものを食べて回復。
さらに近くにローソンもあるので水分補給やトイレもすませておきます。
泊まりの山行では欠かさず生命の水(ウイスキー)を持っていく我々。大抵途中からはコーラやジンジャーエールに無意識に投入する癖があります。。
いやここでは普通に缶のハイボールで乾杯してたか。もともとはビール党だったのですが、最近ではもっぱら太りにくいというハイボール一択です。
もちろん登山中の飲酒は自己責任で。基本的にオススメしませんよ。


蹴上のねじりまんぽ。レンガを斜めに積んで耐久性を上げているとのこと。



さて、ここらで日が落ちていき、ナイトハイク開始。なんせスタートが遅いので、この時点ではまだ体力的に余裕あり。

街から近いとはいえ、暗くなるとやたらと鹿に遭遇。暗くなってから1度哲学の道辺りまで降りて来ます。この辺りで再度コンビニもあるので本日最後の補給。銀閣寺を越えてしばらく下界歩き。
ここから再度山に入るのが一番精神的にきつかった。テン場情報としては叡山ケーブル駅比叡の辺りなんですが、まだ3時間以上のコースタイム。時間は既に19時半。途中でテント張れそうなところがあればそこまで、と決めて突撃。
標識でいうと64〜65辺りにステキスポット発見。

本日のお宿。しっかりと白米を炊いて晩御飯です。呑んだくれて夢の中へ。

2日目スタート!

叡山ケーブル駅を越えて歩いているとヤマドリが。

比叡山延暦寺辺りはなんだかとても気持ちが良かった。





大原に降りて来ました。
ここで少しコースを外れてコンビニがあるのですが、目の前になんだかステキな店が。

味工房志野というドレッシングがメインのお店なんですが、巻き寿司、おはぎ、お餅などいい具合に補給できました。自販機もあります。

途中志野で買ったおはぎを食べつつ34番の標識まで来ると再度自販機。嫁はしんどくて泣いているのではありません。楽しくなりすぎたようです。(ただ目をかいてるだけ)


さらに進んで鞍馬です。
ここも店があるので蕎麦を食べました。


ここまで来るとさらにもう一泊して北山西部コースまで歩き切るか迷いましたが、今回は二ノ瀬駅でゴールすることに。次回も泊まりで歩くなら北山西部は残して北山西部〜西山で距離的にちょうど良さそう。

下山後は

今回は二ノ瀬駅から大阪まで電車移動なので駅近くの温泉もとい銭湯を探します。
逆方向の鞍馬駅に戻ればくらま温泉があります。ただ露天風呂1000円、大浴場も入ると2500円となかなかの観光地価格。
この時は逆方向のくらま温泉はまったく頭になく、帰り道の出町柳駅までの間で駅から近い条件で検索。元田中駅近くのしののめ湯、1人430円にお世話になりました。

ロングトレイル好きにはたまらないコースで、最高に楽しかったです。次回は北山西部から西山編です。

大山冬季避難小屋泊登山

前回で冬の休暇は残念ながら終了。

ですが、残りわずかの雪山シーズン。
なんとか少しでも雪山に行けないかと画策した結果、タイトルどおり大山に行くことへ。

大山は鳥取が誇る百名山で標高1729mの山。
伯耆大山伯耆富士とも呼ばれる中国地方の最高峰。
現在、最高峰である剣ヶ峰が通行禁止となっていて一般的には弥山(1709m)を頂上とするケースが多いとの事。

この大山は昨年の夏に一度登っていますが、雪の大山も凄く良さげ。
テント泊まではまだ装備的にも不安ですが、避難小屋泊なら天気や気温的にも行ける、と判断。


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大山までのアクセス

大山までのアクセスですが、夏山登山口が最も一般的です。また夏山登山口という名前ですが冬場もこれは変わりません。
行ったのは3月5〜6日。

今回は大阪の自宅を朝7時頃にのんびり出発。
登山口の駐車場まで休憩込みでも3時間半、コースタイム3時間なので11時に登山開始でも十分余裕あり。
こういった余裕のある計画をたてられるのが、泊まりの登山のいいところのひとつですね。

駐車場までの道には今回もまったく雪はなし。一部冬場は通行止めの道もあるようですがナビ任せで問題なく到着。
もちろん通常雪が多い時は、夏タイヤだと話にならない状況になるようです。


大山登山開始

いよいよ登山開始。



登山口から一合目まではもう地面が出ちゃってました。
ただ雪や氷がある所もあるので慎重に進みます。

一合目手前でアイゼン装着。ここから先は五合目の一部を除いて雪あり。









嫁は前回の遠征時に岐阜のTMEで購入したTrail BamのSTEADY、私は今期新しくなる前のcruxのRK40です。
今回は避難小屋泊なのでテントなどはないものの宴会用の鍋食材やお酒など、それぞれ私14㎏と嫁12㎏を担ぎましたがどちらも非常に快調。
どこかが痛くなる、などはありませんでした。
この辺りのギアレビューもいずれはしたいと思います。






避難小屋周りはこれくらいの積雪。

山頂に着く頃にはガスが…

しばらく待つと…

晴れた!

ヤッホイ!!

剣ヶ峰までのトレースあり。
一応山と高原地図には通行不能、死亡事故多発となってます。
冬場は行けるの?となりましたがビビりの我々は当然行く勇気も度胸も技術も装備も何も無いので行きませんがね。


山頂避難小屋泊

さて、ここからは山頂でのまったりタイム。




とりあえず避難小屋の中の様子。
この日は今のところ泊まるのは我々2人のみ。
寝床だけは確保して、軽く昼食。


なかなかの広さ。
普通に50人とかは寝れそう。


トイレは水洗が2ヶ所、冬季は使用不可。
非水洗が1ヶ所。ペーパー備え付き。
定期的に清掃に来ておられるようで、非常に綺麗です。感謝感謝、本当に頭が下がります。


二階の様子。
二階から入る入口もあります。
雪が多い時はそちらから入るのでしょう。
この時は雪が少ないので、普通に一階から入りました。

他には誰も来ないようなので、広々使わせてもらいこの辺りで宴会開始。
写真がないですが、ご飯を炊き、我が家の最近の流行りのサムゲタンと締めのラーメン、ハイボールでほろ酔いに。

この日は残念ながら雲が出て夕日は見れず。

ただ、夜中には雲がはれてしばらくの間は星空も。
山で泊まらないと見れない景色は本当に何回見ても感動します。同じ時期の同じ山であっても毎回まったく違う景色があり、違う表情を見せてくれるのでまったく飽きません。
この日は冷え込みも緩く、−1〜−2℃程度。
まだまだ冬山用の泊まり装備は改善の余地がある我が家でしたが、問題無くぬくぬくで寝ることが出来ました。


大山は夕焼けや星空、御来光などの写真撮影スポットとしても人気があり、日によっては山頂に沢山の三脚が並ぶとの事。翌日の朝も天気はイマイチでしたが、御来光目当ての登山者が登ってきてました。



翌日朝の様子。んー御来光はまた次に期待します!
朝はリゾッタに無印のレトルトの煮込みハンバーグをオンしてロコモコで。
無印のレトルトは本当に重宝します。どれも美味いし種類が豊富。
さらにコーヒーとお汁粉まで平らげて、ぼちぼち下山。

下山はあっという間。
アイゼンが効いていれば、雪道の方が嫁は圧倒的に早く下れるようです。
1時間ちょっとで降りてきました。
大山登山後の温泉の定番は豪円湯院です。
ただ営業は11時から、下山したのは9時過ぎなので他を探します。
探しみると、すぐ近くにあるとやま旅館は連絡すればうろ覚えですが7時以降なら入れるとの事。1人400円だったかな?

お風呂の後はモンベルフレンドマーケットによって、一路大阪へ。

これでいよいよ雪山は最後かなぁ。
今年は雪がとにかく少なかったのが残念ですが、雪山初心者の我々には良かったのかもしれません。来シーズンは雪山テント泊を目指してぼちぼちと頑張っていこうと思います。

さてそろそろパックラフトで川下りの季節かなぁ。

冬の天狗岳へ小屋泊登山

休暇の遠征ラストは北八ヶ岳天狗岳へ。

行ったのは2019年2月22〜23日です。

天狗岳は東西に分かれた山頂がありそれぞれ東天狗岳、西天狗岳と呼ばれる二百名山。最高峰は2645.8mの西天狗岳

雪山登山の中では初級〜中級の山として取り上げられる事が多い人気の山。

通年営業の山小屋、黒百合ヒュッテがある事で何かあった際にも安心です。

またこの黒百合ヒュッテは美味しい食事や、充実したカフェメニュー、テン場もありとても人気のある山小屋です。定期的にジャズやクラシックのミニコンサートも催されるとのことです。

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天狗岳へのアクセス

冬の天狗岳登山で多くの方が使っているのが渋の湯温泉のある渋御殿湯の駐車場です。

この駐車場までは湯みち街道をひたすら進んで行きます。

蓼科温泉郷の最深部までたどり着いたらゴールです。

この日はここ数日の中では気温も下がりましたが、道は全て雪も無かったです。

駐車場の中だけツルツルなので車から降りる際は注意が必要。

ここ渋御殿湯の駐車場は夜間に前泊とかは出来ず、朝は6時以降に渋御殿湯にて受付。その後駐車場まで案内されます。

駐車場はロープで閉まっているので必ず前もって受付しましょう。

何なら6時以降に受付に行っても、お姉様から早いと軽く文句を言われたくらい。

同じサービス業に従事する者としてはむむむ、となる態度ですがまああまり気にしてもいられませんのでここはスルー。

準備をして登山開始です。

登山届けは渋御殿湯を通り過ぎてすぐの所にポストがあります。

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ちなみに私は登山コンパスというアプリで済ませています。

登山届のコンパス 山と自然ネットワーク

登山届のコンパス 山と自然ネットワーク

  • INFCAM CORPORATION
  • ナビゲーション
  • 無料

時間の節約はもちろん、ポストに用紙がなかったり、特に冬は立ち止まって記入するのが寒かったりするので、オンラインでの届け出がおすすめです。

 

天狗岳登山

いよいよ登山開始。

まずは黒百合ヒュッテまで2時間半のコースタイムです。

渋御殿湯前を過ぎると即地面は凍ってるので、とりあえずアイゼン装着。

人気の山だけあって踏み跡ばっちりで、迷う事はなさそう。

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標識もばっちりあります。
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道はそんなに急ではないですが、この日も晴れて暑い暑い。
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黒百合ヒュッテのある黒百合平までもう少し。
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黒百合ヒュッテ到着。

ここで軽く休憩して天狗岳に向かいます。

小屋からは天狗の奥庭を通るコースと中山峠を経由するコースに分かれますが、中山峠コースを選択。

 

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中山峠まではすぐです。
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しばらく進み東天狗岳が近づいてくると傾斜が増してきました。

風も出てきたので脱いでいたシェルを着て、ポールをピッケルに持ち替えます。
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天狗岳山頂付近は岩場で雪も無く12本爪アイゼンだと歩きにくい。

雪が多いとまた違うと思いますが、少し道が分かりにくい所があります。

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天狗岳山頂。山頂標識は控えめ。
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これから登る西天狗岳
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天狗岳山頂はさすがに風があり、一息ついたらすぐに西天狗岳へ。
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西天狗岳への素敵稜線を進みます。
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最後の登りもいい景色だとテンション上がります。
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到着。
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東天狗は風がありましたがこちらはほぼ無風。
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ひらけた山頂は絶景だらけです。

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休憩のあと下山はとりあえず東天狗岳に向かいます。

途中から左手に東天狗岳の山頂に行かずに戻れるトラバース道があるのでそちらへ。

帰りは行きとは違う天狗の奥庭を通って戻ってみます。

危険箇所などはないですが、岩だらけで雪も少なくアイゼン装着したままだとまあ歩きにくい。あまりおすすめはできません。

 

天狗の奥庭と戦う事1時間。

無事小屋に戻ってきました。

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黒百合ヒュッテの喫茶メニュー。
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お決まりのビーフシチュー。最高です。

今回の目的の一つが山小屋でのんびり過ごす事でもあるのです。

この日は宿泊者は我々の他に3人だけ。

山で過ごす贅沢な時間。本を読み、コーヒーを飲み、外に出ては山の景色や空気を味わいます。

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晩御飯も美味い。

この日の夜も素敵な月夜で星空も満喫。

写真は基本iPhoneなので夜景はお見せ出来ないのですが。

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下山日は土曜日。30人以上の登山者とすれ違いました。これから登る方のワクワク感を感じてなんとなく羨ましい。

下山中はもう終わってしまう遠征登山に既にしょんぼりし出す嫁。

これも我が家のお決まりです。

小屋からはのんびり降りても1時間半ほど。

9時過ぎには無事に下山。

 

下山後は

駐車場まで戻るとかなりの数の車が。
まだ着々と増えています。お風呂は10時からですが、駐車場に案内中の宿の方(前日のお姉様)に聞くと、もう入れるよ、との事。

 

お言葉に甘えて温泉へ。

渋御殿湯は武田信玄隠し湯として有名。

日帰り入浴は1000円とややお高め。

洗い場のある西の湯と石鹸使用不可の東の湯があります。日帰りだと西の湯のみ。

部屋休憩2000円にすると宿泊者用の東の湯にも入れます。

迷いましたがせっかくなので部屋休憩へ。

部屋休憩は炬燵と石油ストーブのある部屋に案内されます。

そこでとりあえずお茶を飲んで、ゆっくりとお風呂の準備ができます。

まず洗い場のある西の湯へ行ったあと、のんびりと東の湯へ。

 

東の湯は温度の異なる二つの源泉(冷泉)と加温した温泉との三つの浴槽があります。

二段階の冷たい源泉と暖かい温泉とを交互に入るのですが、これが過去最高でした。

我が家の温泉ランキングでも、みごと殿堂入りです。

ロケーションも泉質も完全に我が家のどストライクです。

一般的ないいサービスや充実した設備やアメニティ、豪華なご飯などを求めるなら別ですので悪しからず。

 

さっぱりとしたら腹ごしらえ。

最後にもう一度みんなのテンホウへ。しばらく食べられないとなると、是が非でも食べておきたい。そしてやはり美味い、安い。

 

これでいよいよ遠征も終了となります。

 

が、最後に大阪に帰る途中で休憩がてら寄る所があります。登山やギアの情報を集める中でずっとお世話になっていた

BEST BUY GEAR | アウトドアギア専門 比較サイト|BBG(ベストバイギア)

というサイトがあるのですが、そちらがついに今年岐阜に実店舗をオープンさせたのです。

これは機会があれば行かねば、と思っていたので絶好のチャンス。

そんな訳でやって来ましたTME(The mountain editions)。

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しっかりと散財して来ました。
そしてBBGでいつも見ていた名物のCEOは実在しました。

ただ、夫婦共にまったくガンガン行くタイプではないので、感激しながらも普通に接客受けて買い物してしまいましたが。

コアな山好きが集まる素敵な場所として、これからも頑張って欲しいです。

また、必ず行きますね。

 

さて、これで遊び倒した長期遠征も本当に終わりです。

しばらくはアルプス近辺には来れなそうですが、関西近郊でテント泊して遊ぶかパックラフトで川旅をするのか、になりそうかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入笠山冬季登山

美ヶ原に続いては入笠山へ。

天気予報とにらめっこしながら急遽決めた雪山へ。

入笠山は南アルプスの北端にある標高1955メートルの三百名山

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入笠山へのアクセス

前日は美ヶ原から降りてきてもろもろ(温泉、洗濯、食事)済ませてから移動。

まずはお決まりの車中泊

道の駅信州蔦木宿が今回のお宿。

ここは有名な車中泊スポットですが、そのマナー問題でも一悶着?あった場所。

すぐそばに河原があり、バーベキュー場やキャンプ場かのように道の駅を使う方が横行していたようです。

この時期はさすがにそんな事をしている方はいませんでしたが、本当にいい大人がそういった事をするのはやめていただきたいですね。

 

さて、この道の駅は近くにコンビニは無いですが、蔦の湯という温泉と食事処があります。駐車スペースも広く、トイレも暖房や温便座で快適でさすがに人気のスポットです。

温泉が22時まで、食事処も20時半まで(どちらも30分前までの受付)と道の駅としては遅くまでやっているのもポイント高いです。

まあ今回は全て済ませて来てるので寝るだけです。

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入笠山にはいくつか登山口がありますが、今回は一番メジャーで楽そうな富士見パノラマリゾートからゴンドラを使っていきます。

ゴンドラは8時30分が始発なので朝はゆっくりできます。道の駅から途中コンビニで補給、朝食を済ませ富士見パノラマリゾートを目指します。

道の駅信州蔦木宿から車で15分とアクセスはすこぶるいいです。8時過ぎに駐車場に着きましたが、続々と車が入って来ます。

ここの駐車場は2000台とリゾート施設ならではです。ちなみに無料です。

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本日も晴れ。
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駐車場からすでに八ヶ岳が丸見え。

スキーとスノーボード客が大半ですが、登山者もちらほらはいます。

ゴンドラは登山者用の往復券で1650円。

 

入笠山登山

準備を済ませいざ登山開始。

 

 

とりあえずゴンドラですが。
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あいかわらず雪は少ないですが、この日は気温が少し下がり地面は完全に凍ってます。

登山初心者でも充分登れる山ですが、チェーンスパイクか軽アイゼンが無いと文字通りまったく歯が立たない状態。

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入笠山は犬も連れて来れるようで、この日も結構いました。

大型犬が夫婦揃って大好きなのでとりあえず激写。嫁も釘付け中。


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ゴンドラの山頂駅からすぐに入笠湿原。

完全に木道が出ちゃってます。

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この湿原を抜けると雪の斜面が出て来ます。

この辺りが例年ならソリやスノーシューなどで遊べるあたりですかね?

アイゼン歩行やピッケルを使ったりの練習をする方もいるようです。
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この日は先行していたゴールデンレトリーバー3匹が遊びながら登ってました。


ひらけた斜面のゾーンを超えると道が二手に分かれてます。

うろ覚えですが、岩場コースと岩場迂回コース。

ここ数日はあまりにチャッピーハイクが続いてたので岩場コースへ。

 

岩場コースは適度な斜度と完全に氷だらけの道でちょうど良い練習になりいい感じ。f:id:ujii:20190228221601j:image
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ひらけたと思ったら山頂です。

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こっちは八ヶ岳かな。
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南アルプスが近く迫力があります。
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富士山も。
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甲斐駒ヶ岳に見とれてる嫁。
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ここは八ヶ岳はもちろん北も南も中央も丸見えの素晴らしい展望台。
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山頂からの360度の絶景を満喫して下山。

下山は岩場迂回コースからのシリセードであっというまにマナスル山荘へ。f:id:ujii:20190228221401j:image

 

 

まさかの休館。不定休とはなってたものの、まじか…

ここのビーフシチューとカレーバイキングをどれだけ楽しみにしていたか…

平静を保つ為にコーヒー休憩をとりました。

 

気を取り直して下山。

ゴンドラの下山時にあったかいおしぼりを渡してくれました。

これがかなり気持ちいい。

こういうちょっとしたサービスは気がきいていて嬉しいもの。

 

下山後は

まさかのマナスル山荘空振りの事態でしたが、そこはすぐに切り替えます。

マナスル山荘でお昼を食べる気だったので、急いで食事を。

 

という事で、他の方のブログやSNSなどでもアルプス帰りの定番にしている方が多いこちらを思い出しました。

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長野県民に愛されてる「みんなのテンホウ」。

ここは本当に美味くて安くて最高。

メニューも豊富なので長野遠征の際には必ずまた来ます。

大阪に戻ってからすでに何度も無性に食べたくなってるくらいです。

 

次回は天狗岳へ。

 

 

 

 

美ヶ原 冬季登山

 

前回霧ヶ峰に続いて今回は美ヶ原へ。

こちらも百名山

19日が夜にかけて天気が悪く、翌20日は回復しそうなので19日の昼過ぎに山本小屋に移動して泊まり、翌日美ヶ原を歩く計画。

日帰りでも十分いけるコースですが、山小屋泊のワクワク感を味わいたいので泊まりで行く事にしました。

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登山口(山本小屋)までのアクセス

前日に霧ヶ峰から諏訪湖畔の宿に泊まっているのでのんびりとお昼過ぎに移動です。

今回お世話になるのは美ヶ原高原ホテル山本小屋。

山本小屋ふる里館とは別の、もう少しだけ奥側にある山岳ホテルです。

山本小屋という同じ名前がつくのでややこしいですが、ふる里館の方がホテルに近く、美ヶ原高原ホテル山本小屋の方が山小屋に近い感じ。

ふる里館にも惹かれたんですが、お風呂が温泉な高原ホテル山本小屋に決定。

 

山本小屋までは諏訪湖畔の宿から1時間ほど。

当日は朝から温泉に入って軽い朝食を食べてゆったりとチェックアウト。たまにはこんなのもいいですね。

諏訪湖畔をのんびり観光したあと信州そばを食べに。そばごころ小坂さんという決して大きくない蕎麦屋でしたが、とても美味しい本格手打ち蕎麦。

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腹ごしらえをしたらいよいよ今日の宿、山本小屋に向け出発です。

昼頃から雨が降りだしましたが、美ヶ原に向かう途中には雪に変わります。

雪山登山はとにかく道路状況が不安になります。冬季は美ヶ原に続くビーナスラインが一部通行止めになるため、新和田トンネル(有料)を通り、長和町和田支所の交差点から178号線に入ります。ここまでは雪が降っているものの道路は積雪やアイスバーンなし。

178号線を登っていくといよいよ道路にも雪が。雪はあるもののチェーンなしで問題なく登って無事ふる里館へ。ここまで来ると後はほぼ平坦な遊歩道。

ここの駐車場に停めて日帰りで登る方も多いようですが、我々はさらに進んでいよいよ美ヶ原高原ホテル山本小屋へ到着。

ふる里館より先へは宿泊者の車のみ進入可能とのこと。

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写真は翌日のもの。

 

美ヶ原高原ホテル山本小屋

到着した19日は夜にかけて雨、気温も上がって行く予報。

降っていた雪も雨に変わって風も強くなります。

山の天気予報は行楽地の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報](てんくら)というサイトを当初は使っていましたが、昨年からは登山天気というアプリを使っています。気になる方はこちら

 

こちらは有料ですが、その分情報量が多く予報の精度も高いような気がします。

あくまで私個人の感想なのと、山の天気なんですべて予報どおりにはいかないですが。

登山口やふもとの天気なども見れ、何よりもてんくらだと見たい山を探すのが手間なのが、登山天気ではサクサクみれるのが一番気に入ってます。

 

さて、まずは受付ですが、1階ロビーは完全に山小屋的な感じ。入り口横には乾燥室的スペースがあり薪ストーブが焚かれています。

受付後即部屋に案内されます。決して新しくも豪華でもないですが山小屋やテント泊や車中泊に慣れてしまっているので、個室でストーブとコタツがあるのは軽く興奮してしまいます。

 

とりあえず部屋でひと息ついてお風呂へ。

通常山小屋ではお風呂もないですし、あっても浸かるだけです。ただそれでも感動的に気持ちいいですが。

そこはさすがにホテルという名がついているだけあって、シャンプー、コンディショナー、ボディソープまで備え付けです。

その上美ヶ原高原唯一の温泉ということで格別でした。まだまったくもって歩いてないんですがね。

ただ、洗い場のシャワーなどは水不足もあり夕方の決まった時間にしか出ないようになってました。

 

 

お風呂の後は夕食の18時までのんびり過ごします。最近は夫婦共山小屋では読書にはまってます。普段はなかなかまとまった読書の時間は取れないので、こういった非日常の中での時間は本当に貴重でリフレッシュできます。

 

いよいよ山小屋での最大のお楽しみ、夕食です。

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鴨の味噌鍋がメインですが、その他にもキノコ蕎麦や五平餅など地元の食材を使った一品が多く大満足。

ビールだけでは物足りないので部屋に戻って、自販機で買ったコーラに持参したウイスキーを投入。コーラハイボールでほろ酔いになって就寝。

時間はまだ21時にもなってないですが、夜中には晴れる予報で星空鑑賞のためなのです。

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この日はスーパームーンの前日なので月が明るく星はほどほど。その分月がなかなかの迫力です。iPhoneでもこれくらい撮れる明るさ。

深夜に雨がやんでから朝方にかけてはさすがに少し気温が下がって足元は氷でツルツルです。この時は登山靴もアイゼンもなしで滑っては絶景を眺めて山の夜を楽しみました。

泊まりじゃないと見られない景色や雰囲気、空気は一度味わうとやめられないです。

 

さらにこの後は朝風呂へ。

なんとこの山本小屋では温泉に浸かりながら御来光を見ることが出来ます。

この前日は天気が悪かった事もあって、宿泊者は我々夫婦と6名の団体だけ。小屋の方のはからいで女湯に夫婦二人で入っていいとの事。

さすがに写真は撮れませんが、夫婦二人で見事な御来光を楽しみました。

 

朝ごはんは7時半からと山小屋としてはやや遅めです。その為御来光を楽しんだ後にゆっくりと食べられます。もちろん前日に頼めばお弁当への変更も可能です。

朝ごはんも本当に美味しかったのですが、写真撮り忘れました。

この後はいよいよ美ヶ原トレッキングです。

 

美ヶ原スノートレッキング?

朝食の後準備を整え、いよいよトレッキング開始。

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美ヶ原のシンボル、美しの塔は以外と近く10分ほどで到着。

山頂のそばにある王が頭ホテルから雪上車三台で観光客が続々とこの美しの塔にやってきます。
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ここ美ヶ原も相変わらず雪が全然少ないです。

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雪上車でホテルに戻る観光客を横目にえっちらおっちら歩いて行きます。

風が吹くと少し冷えますが天気は回復、快晴です。
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王が頭の手前で少しだけ登ります。

王が頭ホテルの脇を抜けるとすぐ美ヶ原の最高峰の王が頭(標高2034m)。
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王が頭を越えて王が鼻まで回っていきます。

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王が鼻からは北アルプスや松本の町も見えなかなかの展望。
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王が鼻からぐるっと回っていきますが、南側斜面の為一部完全に岩が出ていたりぬかるんでいるところもありました。

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美しの塔まで戻って来ました。
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これで美ヶ原トレッキングも無事終了。

 

下山後は

さてここからは忘備録的な内容。

まず下山ですが、山本小屋から下界まで降りる際の178号線は登りよりも危険な事があるので気をつけましょう。我々は昼間に降りたのでもう溶けていましたが、山本小屋の方に聞くと朝方は氷でなかなか危なかったとのこと。

 

この日は諏訪から茅野へ移動し次はどうするか作戦を練りつつ、まず温泉へ。この日は近くのめぼしい温泉が休みだったのでアクアランド茅野という温水プール併設の温泉へ。

福祉センター的な施設なため風情はまったくないですが、さっぱりできました。

さらにこの日は長期遠征の懸念の一つ、洗濯を済ませます。

コインランドリーで洗濯をします。山ウェアはウールの物が多いのでおススメはしませんが、

ウールや縮ませたくないものなどはほどほどに乾燥機をかけてあとは車内に干します。

コインランドリーでは洗濯から乾燥まで全て自動の物やソフター(柔軟剤)まで自動で投入される機械もあるので注意が必要。

 

無事に洗濯も済み、本日のミッション終了。

次は山梨方面に向かうことになったので晩御飯はほうとうでしめました。

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これうまかったなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霧ヶ峰 冬季登山

今回は冬の休暇第3弾です。

サービス業で年末年始やG.Wなどは基本休み無しの我が家は夏と冬の閑散期に休暇を取ります。

第1弾は地元関西周辺、第2弾は四国石鎚山、今回第3弾は8連休が取れた為長期遠征(2019.2.18〜23)へ。

今回はまだ登ってない百名山霧ヶ峰をやっつけに行ってきました。夏場に大阪から5時間以上かけて行こうとは思えませんが、雪山初心者の我々夫婦にはちょうど良い雪山歩きの経験になるかとの考えです。

 

 

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車山肩駐車場までのアクセス

大阪を2月17日の22時過ぎに出てはるばるやって来ました。18日の3時過ぎに諏訪湖SA到着。

諏訪湖SAで毎度恒例の車中泊からスタート。

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仮眠程度のはずが起きた瞬間外は完全に明るく、寝過ごしました。

7時過ぎでしたがまあ今回は4時間程度のコースの予定なのでまあ問題ありません。

あわてず、着替えと朝食を済ませて車山肩駐車場に向かいます。

 

この時期ビーナスラインは一部通行止めの情報があり、道がよくわからない人からすると大丈夫か?と正直なってしまいます。

私もそうでしたが、車山肩駐車場までは問題無く来れました。

通行止めはビーナスラインの美ヶ原に行く辺りのようです。(冬季は美ヶ原へは178号線から行けます)

もちろん時期や積雪の状況次第ではどうなるかわかりませんので、事前の確認とスタッドレスタイヤやチェーン携行などの準備はしましょう。

今年は雪も少なく、この日に限って言えば夏タイヤでも問題無いくらいでした。

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駐車場とこの辺りの道の様子です。
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この自販機(使用不可)の奥にトイレがあります。ぐるっと回って戻ってくる登山道もこの奥から出て来る事になります。

 

霧ヶ峰トレッキング開始

全く雪が無い車道でしたが、登山道自体は雪があります。

なので駐車場から即アイゼン装着です。

実際にはチェーンスパイクか軽アイゼンがちょうどいいくらいだったかと思います。

今回の遠征を通じて1番の反省は、チェーンスパイクも軽アイゼンも持って行かなかったことでした。まさかこの時期に長野まで行って12本爪アイゼン以外を使うイメージを持ってなかったからです。

実際には登山口までのアプローチや登山口自体の標高がやや低い時など、ちょっとした時に有ると非常に便利だと思います。

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久しぶりのアルプスや富士山の絶景に夫婦共ご機嫌で歩いて行きます。
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快晴です。
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登山道に雪はありますがスノーシューやワカンなども全く使う場面はありません。ここ霧ヶ峰や美ヶ原はスノートレッキングが楽しめるスポットとして有名ですが、本当に雪が少ない。

車山肩駐車場から霧ヶ峰最高峰の車山山頂(1925m)までコースタイム45分。あっと言う間です。

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車山山頂を超えて車山高原スキー場の辺りがちょっと道が分かりにくくなっています。

夏場は通れる道がこの時期は通れなくなっており、スキーコース沿いのトレースを辿っておりて行きます。

ここの斜面だけやや傾斜があり、時折踏み抜く事もありますが、10分ほどです。

さらに20分程で蝶々深山(1836m)に到着。
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ここの山頂は雪がありません。
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蝶々深山から物見石に行く途中で標識の角度が微妙に違い、更に悪い事にトレースもあるのでそちらに進んでしまいます。

途中で気付いて本来目指す物見石も見えていたので、ルート修正。何とか物見石に到着。

雪山はこう言ったことがあるので、こまめな現在地の確認が必要です。

物見石でひと息ついて、奥霧小屋(休業中)、クヌルプヒュッテ、ヒュッテジャヴェルを超えて車山肩駐車場に戻ります。

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ヒュッテジャヴェルから肩駐車場までの登りが地味にきつい。終始晴れて風も無いので暑い暑い。

 

30分ほど、最後の登りと格闘して無事駐車場に到着。

これで遠征最初のトレッキングは終了。

 

下山後温泉とお宿

今回は数日間(未定)は長野にいる予定でしたが翌日2月19日は午後から天気が崩れる予報。夜にかけて気温か上がって雨になりそう。

その為、この日は急遽どこかの宿に泊まることに。トレッキング後の駐車場で宿を決めて予約。そのまま宿に向かいます。

諏訪の辺りはそれほど規模は大きく無いですが温泉もあり探せば割と当日でも空きがありました。土日だとどうか分かりませんが。

素泊まりであれば、5000円程度でいけそう。

今回お世話になったのは上諏訪温泉 双泉の宿朱白さん。なかなか人気の宿で評価も高そう。

サービスも良く、何と言ってもロケーションが抜群です。諏訪湖の目の前にあり、露天風呂から夕陽が落ちるのを見ることが出来ました。

また双泉の宿という名前の通り、源泉が二つあり二種類のお風呂が楽しめます。

 

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温泉の後、夜の街に繰り出してここらで人気の焼鳥酒房 鳥せんへ。

とても美味しかったのですが、関西との違い?なのか一串一串が大きく予想以上に満腹に。

食べ過ぎて夫婦揃って反省です。

千鳥足で宿に戻って、久々の布団でおやすみなさい。

長い長い遠征初日が終わります。

次回は美ヶ原へ続きます。