ujii’s outdoor

平凡な会社員がアウトドアに傾倒していくブログ

大山冬季避難小屋泊登山

前回で冬の休暇は残念ながら終了。

ですが、残りわずかの雪山シーズン。
なんとか少しでも雪山に行けないかと画策した結果、タイトルどおり大山に行くことへ。

大山は鳥取が誇る百名山で標高1729mの山。
伯耆大山伯耆富士とも呼ばれる中国地方の最高峰。
現在、最高峰である剣ヶ峰が通行禁止となっていて一般的には弥山(1709m)を頂上とするケースが多いとの事。

この大山は昨年の夏に一度登っていますが、雪の大山も凄く良さげ。
テント泊まではまだ装備的にも不安ですが、避難小屋泊なら天気や気温的にも行ける、と判断。


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大山までのアクセス

大山までのアクセスですが、夏山登山口が最も一般的です。また夏山登山口という名前ですが冬場もこれは変わりません。
行ったのは3月5〜6日。

今回は大阪の自宅を朝7時頃にのんびり出発。
登山口の駐車場まで休憩込みでも3時間半、コースタイム3時間なので11時に登山開始でも十分余裕あり。
こういった余裕のある計画をたてられるのが、泊まりの登山のいいところのひとつですね。

駐車場までの道には今回もまったく雪はなし。一部冬場は通行止めの道もあるようですがナビ任せで問題なく到着。
もちろん通常雪が多い時は、夏タイヤだと話にならない状況になるようです。


大山登山開始

いよいよ登山開始。



登山口から一合目まではもう地面が出ちゃってました。
ただ雪や氷がある所もあるので慎重に進みます。

一合目手前でアイゼン装着。ここから先は五合目の一部を除いて雪あり。









嫁は前回の遠征時に岐阜のTMEで購入したTrail BamのSTEADY、私は今期新しくなる前のcruxのRK40です。
今回は避難小屋泊なのでテントなどはないものの宴会用の鍋食材やお酒など、それぞれ私14㎏と嫁12㎏を担ぎましたがどちらも非常に快調。
どこかが痛くなる、などはありませんでした。
この辺りのギアレビューもいずれはしたいと思います。






避難小屋周りはこれくらいの積雪。

山頂に着く頃にはガスが…

しばらく待つと…

晴れた!

ヤッホイ!!

剣ヶ峰までのトレースあり。
一応山と高原地図には通行不能、死亡事故多発となってます。
冬場は行けるの?となりましたがビビりの我々は当然行く勇気も度胸も技術も装備も何も無いので行きませんがね。


山頂避難小屋泊

さて、ここからは山頂でのまったりタイム。




とりあえず避難小屋の中の様子。
この日は今のところ泊まるのは我々2人のみ。
寝床だけは確保して、軽く昼食。


なかなかの広さ。
普通に50人とかは寝れそう。


トイレは水洗が2ヶ所、冬季は使用不可。
非水洗が1ヶ所。ペーパー備え付き。
定期的に清掃に来ておられるようで、非常に綺麗です。感謝感謝、本当に頭が下がります。


二階の様子。
二階から入る入口もあります。
雪が多い時はそちらから入るのでしょう。
この時は雪が少ないので、普通に一階から入りました。

他には誰も来ないようなので、広々使わせてもらいこの辺りで宴会開始。
写真がないですが、ご飯を炊き、我が家の最近の流行りのサムゲタンと締めのラーメン、ハイボールでほろ酔いに。

この日は残念ながら雲が出て夕日は見れず。

ただ、夜中には雲がはれてしばらくの間は星空も。
山で泊まらないと見れない景色は本当に何回見ても感動します。同じ時期の同じ山であっても毎回まったく違う景色があり、違う表情を見せてくれるのでまったく飽きません。
この日は冷え込みも緩く、−1〜−2℃程度。
まだまだ冬山用の泊まり装備は改善の余地がある我が家でしたが、問題無くぬくぬくで寝ることが出来ました。


大山は夕焼けや星空、御来光などの写真撮影スポットとしても人気があり、日によっては山頂に沢山の三脚が並ぶとの事。翌日の朝も天気はイマイチでしたが、御来光目当ての登山者が登ってきてました。



翌日朝の様子。んー御来光はまた次に期待します!
朝はリゾッタに無印のレトルトの煮込みハンバーグをオンしてロコモコで。
無印のレトルトは本当に重宝します。どれも美味いし種類が豊富。
さらにコーヒーとお汁粉まで平らげて、ぼちぼち下山。

下山はあっという間。
アイゼンが効いていれば、雪道の方が嫁は圧倒的に早く下れるようです。
1時間ちょっとで降りてきました。
大山登山後の温泉の定番は豪円湯院です。
ただ営業は11時から、下山したのは9時過ぎなので他を探します。
探しみると、すぐ近くにあるとやま旅館は連絡すればうろ覚えですが7時以降なら入れるとの事。1人400円だったかな?

お風呂の後はモンベルフレンドマーケットによって、一路大阪へ。

これでいよいよ雪山は最後かなぁ。
今年は雪がとにかく少なかったのが残念ですが、雪山初心者の我々には良かったのかもしれません。来シーズンは雪山テント泊を目指してぼちぼちと頑張っていこうと思います。

さてそろそろパックラフトで川下りの季節かなぁ。