ダイヤモンドトレイル、トレイルランニング
昨年春に一度1人でダイヤモンドトレイルは走っているのですが今回は嫁と一緒に屯鶴峯〜大和葛城山までを走ってみました。
まあ対して走れないんですが…
ダイヤモンドトレイル起点までのアクセス
ダイヤモンドトレイルは関西地方を代表する縦走路で屯鶴峯〜二上山〜岩橋山〜大和葛城山〜金剛山〜岩湧山〜槇尾山とつながる全長50㎞に及ぶトレイルです。
起点となる屯鶴峯へは電車では近鉄南大阪線の上ノ太子駅か二上山駅から30分程度歩くか、屯鶴峯のそばにある駐車場に車を停めるか、になると思います。
自宅からは電車で1時間ほどかかるのですが、車だと25分、その後の温泉などの事も考え迷わず愛車に乗り込みます。
今回は道の駅ふたかみパーク當麻に車を停めさせていただき、帰りは大和葛城山から近鉄御所駅に下山し近鉄電車で二上神社口駅に戻って道の駅へ、という計画。
屯鶴峯
道の駅から二上神社口駅まで歩いてひと駅だけ電車にのり二上山駅へ。ここからスタートです。
駅前の様子です。この感じは大好きです。
こんな感じの標識があるので迷いません。
しばらくは車道のそばを進みます。
屯鶴峯側にはトイレと駐車場。
ここまで来れば屯鶴峯はすぐです。
この階段を登った先が屯鶴峯。
屯鶴峯の入り口脇にひっそりとダイヤモンドトレイルの起点石があります。うっかりすると見逃してしまいそうです。
二上山
屯鶴峯から降りて来て右手に進みます。
しばらくすると左手に登山口へと続く道が。
ここから入るとすぐになかなかの登りが続きます。道は整備されているので綺麗ですが、階段多目できついきつい。
ダイトレは定期的に縦走大会なども行われるだけに、要所要所に看板があります。なので初めての際は1人でしたがまったく迷わず進めました。
二上山は雄岳、雌岳がある双耳峰。ダイトレ的には雌岳を通っている感じで、はっきりしないのですが、せっかくなので雄岳にも登っておきます。
雌岳山頂はベンチもあり、見晴らしも良いのでここで休憩。
岩橋山
二上山から岩橋山まではとりあえず峠を三つ越えていきます。岩屋峠、竹内峠、平石峠とやたら峠があります。
竹内峠は竹内(たけのうち)街道にある峠で、竹内街道は日本最古の街道。日本遺産に登録されている26㎞の道だそうです。
太子町では毎年竹内街道灯路祭りが催されているとのこと。
岩橋山までは最後地味なのぼりが続き以外としんどいです。最後は階段の急登です。
そして標高658.6mの山頂は展望も無く、非常に地味。ベンチがあるだけです。
が、ここでありがたく休憩しました。嫁の疲労がピークを迎えてます。
ここからは一気に下ります。
ダイトレ以外のルートでは久米の岩橋、銅釜石、鉾立石、胎内くぐりなど巨石群もあり、山頂は地味ながら、以外と見どころが多そうです。
いつかそちらも歩いてみようと思います。
大和葛城山
今回のゴールの大和葛城山は標高959m。ツツジで有名ですね。
岩橋山からのダイトレルートで行くとこれまた最後には階段地獄が待っています。
またこの時期は山頂付近では積雪があるので念の為簡易アイゼンやチェーンスパイクは必要かもしれないです。
徐々に雪が。
途中立派なトイレが有ります。
標高が上がるにつれ雪が増えますが何とかアイゼン無しでいける。
最後は階段の連続。
ここまで来ればもう少しなのも分かっているので頑張れます。
葛城高原ロッジでの鴨丼のことしか頭にありません。
無事到着。
以前も食べた鴨丼。メレンゲのお吸い物の優しさもいい感じです。
がっつり御飯とコーヒーを頂いたのでもう後は禁断のロープウェイで一気に下ります。
ロープウェイはこの時期でも30分間隔で運行してます。片道950円です。今回はほ我々2人だけでした。
ツツジの時期などの土日は待ち時間の間に早い人なら下れちゃうくらいの混雑ぶりです。
ささっと下りてバスで近鉄御所駅へ。
ここから電車で二上神社口駅まで戻って道の駅に帰ります。
後は近くの温泉でさっぱりとしてから帰宅。
トレイルランニングのすすめ
トレイルランニングはなかなか始めるのに勇気がいるかもしれません。
ただ、始めてみて本当に良かったと思います。
圧倒的に体力、脚力もつき、普通の登山が驚くほど楽になりました。
今回のように1日の行動範囲が広がって、行ける山域の幅もとても広がります。
だいたい多くの方が普段の仕事の合間の休日に登山を楽しんでいるかと思います。
縦走登山や泊まりがけでの山歩きなどはそう何度も行けないと思います。
ただトレイルランニングやファストパッキングであれば1日2日の山行で、今までは行けなかった範囲の山まで行って帰ってこれたりします。
もちろん装備やスキル、体力、もしもの時の対応など、全て自己責任でもあるので少しずつ、絶対に無理はしないで取り入れて行くのがいいと思います。
また登山者とトレイルランナーの間の問題などクリアしないといけない問題もありますが、同じ山でのアクティビティを楽しむ者として、どうすればいいのか、などは本当に考えてしまいます。
私は登山もトレイルランニングもどちらもやっています。なのでいろいろと思う事もありますが、いつかこの辺りについても書かせてもらうかもしれません。
さて、ダイトレ後半はいつ行こうかな。