武奈ヶ岳 冬季登山
今回は2月5日に登って来た武奈ヶ岳についてです。
武奈ヶ岳は日本二百名山、近畿百名山に選ばれている標高1214mの山。
武奈ヶ岳へのアクセス
武奈ヶ岳はテント泊含め何度か登ってますが、積雪期は初めて。
いつもは比良側のイン谷口から登ってますが、この時期はなかなかハードそう。
冬場は367号線(鯖街道)の葛川の方から登る方が多いようです。
積雪時は初めてという事で今回は葛川側の坊村の登山口から登る事にしました。
駐車場は葛川市民センターの駐車場になります。南から来ると左折して橋を渡った所にあります。
後から調べて分かったのですが右折して登山口付近にも有料(300円)の駐車場があるようです。そちらの方が登山口に近いのと、あくまで葛川市民センターの駐車場は登山専用というわけではないので、なるべくそちらに停めた方が良いと思います。
武奈ヶ岳登山開始
駐車場から橋を渡って道路の反対側に登山口。
登山道入り口手前にはトイレ。
比良山荘、とても立派で風情があります。
山荘なので山小屋的なものかと思っていたら、そこそこ高級な料亭的な感じ。
登山口でいきなり分岐。真っ直ぐ奥の橋を渡って進むと御殿山ルート。右手には登山ポストと牛コバ方面への道
今回登る御殿山ルートは出だしは嫌な予感の濡れ具合。
案の定しばらくはつづら折りで黙々と泥道を登っていきます。
つづら折りなので急ではないですが、斜度自体はあります。そのせいか、倒木がとても多いです。倒木を避ける際などバランスを崩してぬかるみで滑って転ぶことだけは避けて、慎重に登っていきます。
1時間程で手頃な休憩スポットへ。
ちらほらいる他の登山者にならってここでアイゼン装着。
ここからは一気に雪がふえ、急斜面をぐいぐい登って行きます。この日はアイゼンも効いて危険な感じはしませんでしたが、数日前には滑って一気に落ちていった方がいたそうです。
谷とかではないので大惨事にはならなそうですが、滑り落ちてる時に木にぶつかったりすればケガの可能性はあります。
アイゼンもピッケルも使い方次第では凶器にもなりうるので本当に気をつけようと思います。
さらに登って夏道と冬道の分岐は冬道へ。
更に雪が増えてきました。
この辺りからスノーシューの方もいました。
御殿山を越え、ワサビ峠あたりはアイゼンだけだと踏み抜いて歩きにくくなります。
嫁もこんな事になりだしたのでワカン装着。
定番のマジックマウンテンのネイジュ と
どちらもそれぞれ長所、短所がありそう。
短所というよりはどういうシーンを想定しているか、の違いです。
ちなみにスノーシューは持ってませんが、ワカンよりも使える場が限られそうなのと重さを考えるとなかなか手が出ません。
トレイルランやファストパッキング寄りの超軽量モデルは気になりますが、値段が可愛くありません。来年あたりは買う事になると思いますが。
ワサビ峠から少し登ると素敵稜線が。
気温も高く、風も弱いので樹氷はあまり育ってません。
武奈ヶ岳山頂はすぐそこ。
無事登頂!平日にもかかわらず、続々と山頂には登山者が増え、少なくとも20人以上が山頂付近でご飯食べたり、休憩してます。
われわれもご飯とデザート、コーヒータイム。
ひとしきり山頂からの景色を楽しんだら、素敵稜線との別れを惜しみながら下山。
下山後温泉は?
今回は本当はまだ行った事がない朽木温泉てんくうに行って見たかったのですが、残念ながら火曜日は定休日。
そのため車でぐるっと30分ほど、反対側に回って比良とぴあへ。
御飯も食べたいとこですが、この日はぐっとこらえて家路につきます。
いそいそと帰ってから登山後のお決まり、昨年見つけた近所のお気に入りの焼肉屋でしめました。
次はそろそろアルプスか八ケ岳遠征かなぁ。
伊吹山 冬季登山
今回は冬の伊吹山登山です。これまで春から秋までは何度も登ってますが、雪の伊吹山はアイゼンやピッケルなど本格的な雪山装備が必要な為なかなか行けませんでした。
今年からはやっと装備も整い、伊吹山に満を辞して挑戦です。
ちなみに行ったのは1月30日です。
伊吹山は標高1377mと低山ながら日本百名山に選ばれる滋賀県の最高峰。冬は日本海側からの季節風の通り道になり、非常に雪が多い。1927年2月に世界最深積雪記録の1182㎝の記録があり、現在でもその記録は破られていないとの事。
道の駅伊吹の里旬菜の森で車中泊
まずは毎度の車中泊。
登山口の駐車場で仮眠を取る事も可能ですが、トイレや朝食、買い出し等の事を考えると登山口近くの道の駅で車中泊し、朝登山口までの移動時にコンビニに立ち寄るのが理想です。
そこで今回は道の駅伊吹の里旬菜の森で車中泊です。
ここからは伊吹山がどん、と見えます。
上野の登山口までは車で5分ほど、途中にコンビニもあります。
コンビニで朝食を済ませ、飲み物や食料を調達。登山口に向かいます。
上野の登山口には沢山の駐車場がありますが、今回初めて伊吹山300円新駐車場に停めて見ました。Google mapではここ。
値段が安いのはもちろんですが、トイレや靴洗い場、更衣室もありなかなか使えそうでした。入ってはいないのでトイレと更衣室はどんな感じかは分かりません。料金は備え付きの用紙に車のナンバーと日付を記入してして一緒に箱に入れるシステム。
いざ伊吹山へ
入山金300円と登山届けを出していざ伊吹山へ。
登山口から一合目までは聞いてはいましたがなかなかのぬかるみです。登りは転ぶとかはなさそうですが、下りが苦手な方は泥まみれになる恐怖と戦う事になりそう。
一合目からはさらにひどいぬかるみが朝のうちは凍っているという感じの道。下山時はひどい事になる予感。
二合目あたりからやっと雪が増えてきます。
振り返ると南側は霊仙山。
3合目手前でやっとこれくらいの雪。
さすがに3合目より上は雪の世界。
3合目や山頂のトイレはこの時期は使えません。トイレは一合目で済ませましょう。
三合目の休憩所でアイゼン装着。
雪が少ないので、中にはチェーンスパイクや軽アイゼンの方もちらほら。
我々は12本爪です。
この日は登りはなかなかペースが上がらず、ほぼコースタイム通り。
前回のダイトレのトレイルランニングから中1日なので、疲労が抜けてないのか。
前回の記録。
ダイヤモンドトレイル、トレイルランニング - ujii’s outdoor
嫁はアイゼン付けるとご機嫌になる人で、ぐいぐい進んでいきます。安心感がいいようです。
ご機嫌。ぼそっと「楽しいっ」てつぶやいてました。
避難小屋で一息つきます。この日は天気も良く何より風がなかったのであついあつい。
避難小屋からが冬の伊吹山の本番。
斜度が上がってきました。
伊吹ブルー?八ケ岳に負けてません。
見上げるとなかなかの急登。
最後の急登を超えました。
無事登頂。
何度か登っている伊吹山ですが、これまでで一番の展望。
絶景を愛でながらベンチで御飯、デザート、コーヒーのご褒美タイム。
冬の伊吹山の山頂は寒いか強風か、ガスガスでのんびりごはんとか食べれない事の方が圧倒的に多いはずですが、この日はポカポカで風もなく最高でした。
さて、下山です。
名残惜しい白と青の景色を振り返る。
ここからは尻セード?を夫婦で楽しみながら降りていきます。
好天の伊吹山なので登って来る方もまだまだいるのでそこは周りを良く確認してからですね。
この日はスキーで下ってる方もいました。
避難小屋までは一気に下り、そこからは普通に歩いていきます。
三合目を過ぎ、雪が無くなる直前でアイゼンを外しました。アイゼン外した後の不安感はなんとも言えません。
二合目手前からは朝は凍っていた泥が完全に溶けてもはや雪解け水が流れている状況。
予想通り、一合目までは完全に負けられない戦いです。
泥が靴の裏にくっつき泥ダンゴになってたまっていきます。足が重い。
これはこれで楽しいのですが、精神をすり減らします。なんせ靴のグリップなど関係無く泥ごと滑っていきます。
そして、夫婦共に転ぶ事なく一合目に到着。
ここまでのぬかるみははじめてでした。
この区間に比べれば一合目から下はたいしたことはなかったです。
最後まで気は抜けないですが、終始天気に恵まれ、泥道で転ぶ事もなく無事に駐車場に戻ります。
登山靴、ゲイター、ポールなど泥まみれになったものを全てきれいに洗うのが本当に大変でしたが、これにて登山終了です。
下山後温泉は?
だいたいいつもは近場のジョイ伊吹の薬草湯に行ってましたが、冬季(11月〜3月)は土日しか営業しておりません。
そのため、今回は登山口から車で20分ほどのあねがわ温泉へ。
あねがわ温泉は安くはないですが、なかなか大きな温泉で食事もできます。トレイルランニングからの伊吹山登山でまあまあ疲れていたのでここで食事も済ませてしまいました。
さて、あとは大阪まで帰るだけとなります。
今回は最高の天気に恵まれ、最高の登山になり、大満足でした。
冬山は天気次第で過酷な状況にもなります。
そういった経験も少しずつ積んでいって、スキルアップもしたいのですがね。
さてと、次はどこ行こうかな?
ダイヤモンドトレイル、トレイルランニング
昨年春に一度1人でダイヤモンドトレイルは走っているのですが今回は嫁と一緒に屯鶴峯〜大和葛城山までを走ってみました。
まあ対して走れないんですが…
ダイヤモンドトレイル起点までのアクセス
ダイヤモンドトレイルは関西地方を代表する縦走路で屯鶴峯〜二上山〜岩橋山〜大和葛城山〜金剛山〜岩湧山〜槇尾山とつながる全長50㎞に及ぶトレイルです。
起点となる屯鶴峯へは電車では近鉄南大阪線の上ノ太子駅か二上山駅から30分程度歩くか、屯鶴峯のそばにある駐車場に車を停めるか、になると思います。
自宅からは電車で1時間ほどかかるのですが、車だと25分、その後の温泉などの事も考え迷わず愛車に乗り込みます。
今回は道の駅ふたかみパーク當麻に車を停めさせていただき、帰りは大和葛城山から近鉄御所駅に下山し近鉄電車で二上神社口駅に戻って道の駅へ、という計画。
屯鶴峯
道の駅から二上神社口駅まで歩いてひと駅だけ電車にのり二上山駅へ。ここからスタートです。
駅前の様子です。この感じは大好きです。
こんな感じの標識があるので迷いません。
しばらくは車道のそばを進みます。
屯鶴峯側にはトイレと駐車場。
ここまで来れば屯鶴峯はすぐです。
この階段を登った先が屯鶴峯。
屯鶴峯の入り口脇にひっそりとダイヤモンドトレイルの起点石があります。うっかりすると見逃してしまいそうです。
二上山
屯鶴峯から降りて来て右手に進みます。
しばらくすると左手に登山口へと続く道が。
ここから入るとすぐになかなかの登りが続きます。道は整備されているので綺麗ですが、階段多目できついきつい。
ダイトレは定期的に縦走大会なども行われるだけに、要所要所に看板があります。なので初めての際は1人でしたがまったく迷わず進めました。
二上山は雄岳、雌岳がある双耳峰。ダイトレ的には雌岳を通っている感じで、はっきりしないのですが、せっかくなので雄岳にも登っておきます。
雌岳山頂はベンチもあり、見晴らしも良いのでここで休憩。
岩橋山
二上山から岩橋山まではとりあえず峠を三つ越えていきます。岩屋峠、竹内峠、平石峠とやたら峠があります。
竹内峠は竹内(たけのうち)街道にある峠で、竹内街道は日本最古の街道。日本遺産に登録されている26㎞の道だそうです。
太子町では毎年竹内街道灯路祭りが催されているとのこと。
岩橋山までは最後地味なのぼりが続き以外としんどいです。最後は階段の急登です。
そして標高658.6mの山頂は展望も無く、非常に地味。ベンチがあるだけです。
が、ここでありがたく休憩しました。嫁の疲労がピークを迎えてます。
ここからは一気に下ります。
ダイトレ以外のルートでは久米の岩橋、銅釜石、鉾立石、胎内くぐりなど巨石群もあり、山頂は地味ながら、以外と見どころが多そうです。
いつかそちらも歩いてみようと思います。
大和葛城山
今回のゴールの大和葛城山は標高959m。ツツジで有名ですね。
岩橋山からのダイトレルートで行くとこれまた最後には階段地獄が待っています。
またこの時期は山頂付近では積雪があるので念の為簡易アイゼンやチェーンスパイクは必要かもしれないです。
徐々に雪が。
途中立派なトイレが有ります。
標高が上がるにつれ雪が増えますが何とかアイゼン無しでいける。
最後は階段の連続。
ここまで来ればもう少しなのも分かっているので頑張れます。
葛城高原ロッジでの鴨丼のことしか頭にありません。
無事到着。
以前も食べた鴨丼。メレンゲのお吸い物の優しさもいい感じです。
がっつり御飯とコーヒーを頂いたのでもう後は禁断のロープウェイで一気に下ります。
ロープウェイはこの時期でも30分間隔で運行してます。片道950円です。今回はほ我々2人だけでした。
ツツジの時期などの土日は待ち時間の間に早い人なら下れちゃうくらいの混雑ぶりです。
ささっと下りてバスで近鉄御所駅へ。
ここから電車で二上神社口駅まで戻って道の駅に帰ります。
後は近くの温泉でさっぱりとしてから帰宅。
トレイルランニングのすすめ
トレイルランニングはなかなか始めるのに勇気がいるかもしれません。
ただ、始めてみて本当に良かったと思います。
圧倒的に体力、脚力もつき、普通の登山が驚くほど楽になりました。
今回のように1日の行動範囲が広がって、行ける山域の幅もとても広がります。
だいたい多くの方が普段の仕事の合間の休日に登山を楽しんでいるかと思います。
縦走登山や泊まりがけでの山歩きなどはそう何度も行けないと思います。
ただトレイルランニングやファストパッキングであれば1日2日の山行で、今までは行けなかった範囲の山まで行って帰ってこれたりします。
もちろん装備やスキル、体力、もしもの時の対応など、全て自己責任でもあるので少しずつ、絶対に無理はしないで取り入れて行くのがいいと思います。
また登山者とトレイルランナーの間の問題などクリアしないといけない問題もありますが、同じ山でのアクティビティを楽しむ者として、どうすればいいのか、などは本当に考えてしまいます。
私は登山もトレイルランニングもどちらもやっています。なのでいろいろと思う事もありますが、いつかこの辺りについても書かせてもらうかもしれません。
さて、ダイトレ後半はいつ行こうかな。
石鎚山冬季登山
今回は休暇の第2弾として四国遠征、石鎚山登山についてです。1月18日から20日までの3日間の記録です。相変わらず山以外は写真少な目です。
道後温泉にて車中泊
初日は移動日なので気が楽です。
出発も気づけば昼頃となってしまいました。
今回は大阪から瀬戸大橋を回って香川に上陸しました。
とりあえず昼飯です。讃岐うどんです。
我が家が四国遠征時にお決まりになっている純手打ちうどん よしやさんに立ち寄ります。
うまい。
瀬戸大橋から回ってくるとよしやさんのある丸亀市には高速降りてすぐなのです。
腹ごしらえをしたら一路松山まで高松道〜松山自動車道をひた走ります。
この日の目的地は道後温泉です。
ですが、せっかく松山まで来たので松山城のそばにあるアウトドアショップの名店、T-mountainさんの調査は外せません。
そこで事件は起きます。
あろうことか私が1年以上前から狙っていた山と道のメリノフーディが、アップデート前のものだからでしょうがセール価格で残っており、さらっと嫁が購入。私のサイズはなし。
動揺を隠せない私は店員さんのオススメのソックスを買うも、嫁も更にかぶせて同じものを購入。嫁にはかないません。
道後温泉市営駐車場は割と有名な車中泊スポットです。温泉も目の前で、もちろんトイレもあります。
温泉を楽しんだ後は我が家では珍しくちょっとお洒落な感じのサムライダイニング 炉-IRORI-という店にふらっと入って見ました。
ここでは店名の通り、囲炉裏で色々な物を焼いて食べられるので、キャンプなど焚き火や炭火での調理が好きな我々としてはテンションが上がりました。お酒の種類も豊富でなかなか良かったですよ。
ここの駐車場は少し高台にある為かすごく静かです。有料な為おかしな輩がたむろして騒ぐなども少ないかと思います。
ちなみに料金は夜間(20:30-8:30)は泊まり料金があり720円。20時半以前と8時半以降は30分100円です。道後温泉内の機械に駐車券を通すと最初の1時間は無料になるので忘れずに。
我が家は1000円ほどでした。
石鎚山登山
石鎚山は日本百名山にも選ばれる西日本の最高峰。標高は1982mです。頂上山荘がある弥山ではなく、天狗岳が山頂となります。弥山から天狗岳までは5分ほどの距離です。が山と高原地図でも破線ルートになっており、弥山まで登って来た人の7〜8割は天狗岳には行かずに下山しているようです。
石鎚山は一度登ったことがありますがその際はガスガスで天狗岳登頂は断念したので、今回はそのリベンジでもあります。
まず登山口までのアクセスですが今回は石鎚ロープウェイの駐車場に停めます。ここまでの道も特に積雪や凍結も無く来れました。石鎚ロープウェイのホームページで積雪、道路状況がこまめに更新されているので必ず確認しましょう。
昨年夏にも行った四国遠征ではロープウェイを使わず登ってますが今回は無理せずロープウェイを利用。始発(この日は8時20分)のロープウェイはスキーの方と登山の方半々くらいですが、満員でした。
この日は例年行われているスノーカーニバルの前日です。年によってはクリスマス頃に実施しているようですが、例によって雪不足の影響で1月20日に延期したようです。
ロープウェイを降りるとこんな感じです。
しばらくはアイゼン無しで問題ありません。
試しの鎖、一ノ鎖から三ノ鎖までありますが、冬は完全にスルーです。
立派なトイレと休憩所がありますが、冬季はトイレは使えず、中で携帯トイレを使って済ませてください、というスタイル。
この辺りまで来ると大分雪も増えてきます。
三ノ鎖などを巻いて行くトラバースの際は雪の量や状態、気温などによってはかなり危険な事もありそうだと感じました。アイゼンはもちろんピッケルなどきちんとした装備が必要です。
この日は問題なく通過。
そしていよいよ弥山に到着です。
この日は見事なまでに快晴でまさに登山日和です。
弥山からの最高峰天狗岳。
そしてここにザックをデポしていよいよ天狗岳へのリベンジへ。
快晴で風もこの高さの山頂にしてはほとんど無いレベル。
夏であれば三点支持で進めば問題ないレベルの天狗岳までの道。
冬場は雪や氷の付き具合で難易度が変わるので無理は禁物です。
この日は雪が少なく岩がむき出しの部分も多く、かといって雪と氷も一部あり、少し大変でした。
アイゼン付けたままだと岩が歩きにくいし、かといって無いと滑る箇所もあります。
嫁は一度びびって断念しかけました。
そんな嫁にムチ打ってなんとか無事登頂成功!リベンジ出来ました!
弥山に戻る際もびびるとこんな感じで岩にへばりつくことになります。
そんなこんなで、ひとしきり景色を楽しんでから下山。
その後はお決まりの温泉に入ります。
今回はなかなか歴史のある湯之谷温泉へ。
登山後温泉でさっぱりした後は、我が家は焼肉が定番なんですが、この日はなんとなくしゃぶしゃぶへ。
最近登山の頻度が高く、その分やたらと焼肉が多かったので、夫婦共焼肉よりは軽いものを食べたくなったようです。
しゃぶしゃぶで満足した後はいよいよ家路につきます。
香川で恒例朝うどん
が、我が家は一気に帰るとはなりません。
四国遠征時、帰る前に最後は朝うどんにしよう、となるのが我が家です。
松山や高知などから一気に帰るのがしんどい、というのも大きいんですよね。
完全に遊び疲れです。
なので、最後は高速のサービスエリアでもう一泊します。
翌朝は懲りずに純手打ちうどん よしやさんです。ここは朝7時から営業しています。
初めての四国遠征の際は讃岐うどん巡り的なことをしましたが(もちろんどこも美味しかったのですが)1番はじめに行ったのがこのよしやさん。その時の衝撃的な讃岐うどんの美味さが忘れられず、無性に食べたくなるんです。
朝からするするっと食べられる優しい味で、朝はあまり食べれない嫁もがっつきます。
これで思い残す事無く大阪に帰れます。
帰りは淡路を通るルートで無事大阪に帰り、大満足の四国遠征終了です。
高見山、三峰山樹氷登山と車中泊
関西の樹氷で有名なこの二つの山はこの時期にこそ行っとくべきだと思い、この冬の休暇の第一弾として1月16日、17日に行ってきました!
道の駅宇陀路大宇陀 車中泊
今回も車中泊です。
今回の高見山は大阪からのアクセスも良く、1時間半ほどで到着するので、まったく前泊する意味は無いのです。
ただ我が家は早起きして動き出すよりはさっさと移動して現地入りして車中泊する方が楽なので。
気分的にも盛り上がり、夫婦で晩酌してそのまま寝袋で寝るのが好きなのです。
翌日早くに起きないといけないとなると、前夜のお酒がなんとなくせわしなくなりますよね。
道の駅宇陀路大宇陀は小さな道の駅です。割と交通量のある道路にも面してるので気になる人は気になるかと思います。髙見山登山口まで20分ちょいかかるので他にも探せばいい車中泊スポットはあるかもしれません。
良いところはコンビニがすぐそばにある事と足湯があるところ。足湯は営業時間外でしたが。
高見山樹氷登山
髙見山は関西のマッターホルンという異名を持つ標高1248mの山。
今回は初めて登りましたがよく整備されており特に危険な箇所はありませんでした。
髙見山は次の三峰山と並んで霧氷、樹氷が楽しめる冬に人気の山です。標高もさほど高くはないですが、チェーンスパイクや軽アイゼンは必要になります。12本爪は大雪の後などよほどじゃ無ければ必要ない感じ。
まあそのあたりは自己責任で。
今回はたかすみ温泉登山口からスタート。
たかすみ温泉駐車場は登山者にも開放されており、登山靴の洗い場もありました。
ここから川沿いに歩いて橋を渡って登山道に入っていきます。
途中避難小屋があり焚き火の痕跡あり。キャンプでの焚き火をこよなく愛する私としてはぐっとくるものがありましたがここは我慢です。
避難小屋のそばには立派な高見杉。
更に標高を上げるといよいよ登山道は氷混じりになってきます。
軽アイゼンを装着し進んでいくとついに樹氷が。
道はこんな感じ。
ここから風も強くなり、一気に冬山らしくなりました。
なので山頂に到着し、避難小屋にて簡単なご飯を食べたらそそくさと下山。
下山後ゴールが温泉なのも最高です。
温泉で温まった後、すぐ近くの天好園に行って見ました。土日など登山バスが運行する日に食べれる猪汁が美味いとのことでしたが、残念ながら平日なので猪汁はなし。
ただ他のメニューもとても美味しかったので、髙見山登山の際にはおすすめです。
道の駅御杖 車中泊
温泉と腹ごしらえが済んだら次の目的地は道の駅御杖。
コンビニでお酒とつまみを調達しておきます。
道の駅は何が売ってるかどこもまちまちなので最低限必要なものはコンビニなどで購入しておくのが正解です。
最近では車中泊に否定的な声もあり、確かに駐車場にイスやテーブルまで広げてバーベキューをしたり、トイレで洗い物をしたりなど本当にひどいケースもあるみたいです。
そういった事もあり、車中泊を禁止にしている道の駅もありますので念の為事前に確認が必要です。
いずれにせよマナーを守って周りに迷惑かけないようにしたいもんです。
道の駅伊勢本街道御杖はみつえ温泉姫石の湯が併設されたなかなか車中泊にも向いている道の駅でした。
売店では何種類かの薪や炭、時期によっては冷凍のBBQセットまで売っておりキャンプの際に立ち寄るのもいいかと思います。
建物の裏手側にも駐車スペースがありトラックの音など気になる方も大丈夫かと思います。
そして私はどうやら道の駅では写真を撮ることがほとんどないということがわかります。
三峰山樹氷登山
三峰山は日本三百名山にも選ばれる標高1235mの山。
三峰山にはみつえ青少年旅行村の駐車場に車を停めて行きます。
髙見山もそうですが登山口付近はタイミングによってはスタッドレスやタイヤチェーンが必要な事もあるようです。今回はまったく問題ありませんでした。
今年は本当に暖かく、雪も少ないようですね。
今回のコースは青少年旅行村から少し下ってから登山道に入る不動滝コースです。
しばらく林道を歩いていきます。
こちらが不動滝。
滝を過ぎるて標高を上げていくと道はこんな感じに。
その後避難小屋でアイゼンを装着。ここの避難小屋も焚き火の痕跡あり。ちょうど霧氷祭りをこの時期の土日はやっているので、その時にはここで暖がとれるのかもしれません。我々は当然平日だったため、避難小屋には誰もいなく、真偽のほどは不明。
基本何かあったら困るので、焚き火をしてみるなどはしませんが。
避難小屋を超えるといよいよ樹氷が。
ずっと曇っていた空にも青空がちらり。
青空のもと見る樹氷は何とも言えません。
山頂に付近にはやたらと雪だるまがありました。
その後、三峰峠からぐるっと回って新道コースから下山。この辺りはスノーシューなどでスノートレッキングも例年楽しめるはずですが、今年はまだ雪が少ないので微妙です。髙見山よりはまだ雪はありましたが、アイゼン無しでも行ける人は行けるくらいでした。
新道コースは最後の林道が長いのがつらいですが無事に下山。青少年旅行村にも登山靴の洗い場があるので使わせていただきました。霧氷祭りの期間中の土日であれば餅や雑煮、甘酒やコーヒーなど日によって違うのですが振舞って貰えるようです。その分平日の登山客が少なかったのかもしれません。
その後は前日は入らなかった道の駅御杖の姫石の湯でお風呂と食事も済ませ、今回の登山は無事終了。
次は四国遠征の石鎚山登山、普段のランニングについて、ダイヤモンドトレイルでのトレイルランニングについて上げていく予定。
毎日のようにブログを上げている方って本当にすごいと思います。ネタはあるのになかなか追いつきませんが、今後もよろしくお願いします。
龍神岳、護摩壇山冬季登山
1月10日、和歌山県最高峰の龍神岳に登って来ました。
1.龍神岳、護摩壇山
以前は護摩壇山が最高峰とされて来ましたが、2000年の国土地理院の調査でその700m東にある龍神岳が10m高いことが分かり和歌山県最高峰になったとのこと。
知名度は圧倒的に護摩壇山の方があり、護摩壇山は日本300名山にも選ばれています。
まあどっちにしても護摩壇山、龍神岳間は20分ほどで行き来出来るほどの近さなのでせっかくならどちらも登っておきたいですね。
2.龍神岳までのアクセスは?
いくつか登山口に駐車場はありますが、今回は1番大きく80台ほどが停められる道の駅田辺市龍神ごまさんスカイタワーを目指します。
基本的には高野龍神スカイラインを使う事になります。ここで気をつけないといけないのが例年12月中旬頃から翌年の3月まで冬季通行規制がかかる事です。夜間は通行止め(17時から翌朝7時まで)昼間も冬タイヤやタイヤチェーン携行が必要となります。
もちろん我が家も四駆×スタッドレス×タイヤチェーン携行で行ってきました。タイヤチェーンは使いませんでしたが、たしかにそこは標高1000mを越える山間部で、ある程度進むと完全に雪と氷のミックスの路面になりました。今後雪山に行く機会も増える予定の我が家には、雪道運転のいい経験になったと思います。
また、道の駅田辺市龍神ごまさんスカイタワーは冬季は閉鎖しておりますので、食料、水などは早めにコンビニなどで購入しておきましょう。トイレだけはまだ使用できました。
3.登山開始
道の駅で装備を整え、いよいよ登山開始です。
と言っても護摩壇山から更に龍神岳まで行ってもコースタイムは片道35分という超チャッピーハイクです。
そう今回は夫婦共に新調した12本爪アイゼンのグリベルG12ニューマチックを試してみるというミッションがありました。
本来なら軽アイゼン程度で全く問題ないコースです。
道の駅のそばに登山口の看板がありそこからスタート!
こんな感じの尾根道を登っていきます。
アイゼンの装着も問題無く、いい感じです。
写真は嫁のエアーテックニューマチックです。
ほどなくして護摩壇山に到着。
看板はあれですがいい感じの東屋があります。ピストンで戻って来た際にはここでコーヒーとデザートタイム決定です。
ここから分岐を左に進み龍神岳を目指します。
なだらかな道が続き、雪の量次第ではスノーシューやワカンでのスノートレッキングにも良さそうでした。距離は短いですが。
今回はつぼ足で問題ない20㎝程度の積雪。
龍神岳まで快適に歩き到着。
天気が微妙なのが残念ですが時おり晴れ間があると妙にテンションが上がる登山あるあるを楽しみながら下山開始。
途中護摩壇山の東屋でのコーヒータイムも楽しみ下山。なんせ帰りのコースタイムは30分なのであっという間。
4.下山後のおすすめ温泉
登山後の楽しみの一つに温泉がありますが、特に冬場は格別です。
我が家も毎回必ず温泉に行っています。
さて今回は登山後にまっすぐ帰るのでは無く高野龍神スカイラインを反対側におり、日本三美人の湯である龍神温泉元湯に行って来ました。
ここのお湯は今までかなりの温泉に入って来ましたが、いきなりトップ3に入って来るくらいいいお湯でした。(あくまで個人的感想です)
泉質は我が家の好きなにゅるっと系で、それだけでなくやたらと体があったまる感じ。
上がって来るなり夫婦で意見が一致し、リピート確定。5月にもなれば清流天国和歌山にはパックラフトしに間違い無く来ることになる我が家なのです。
5.登山アプリについて
さて、今回あまりメジャーでもない龍神岳になぜ登りに来たかというと、アプリの影響からです。
巷ではいろいろなアプリがありますし、登山アプリだけでも山と高原地図、YAMAP、山レコなど沢山あると思います。
GPSでログをとったり腕時計と連携したりと本当に便利な時代です。
今回影響を受けたのはヤマスタというアプリです。これはログをとったりというものではないですが、山頂など指定されたポイントでチェックインすればスタンプやトロフィー🏆がもらえたり、一定のグループ分けされた山などで行われるスタンプラリーなどがあり、なかなか楽しいです。
龍神岳は関西7サミッツという関西7府県の最高峰に登るというスタンプラリーの一つでした。
またスタンプラリーでコンプリートすると先着でピンズが貰えたりもするそうです。
いろいろなスタンプラリーがあるので私もいろいろと参加して密かな楽しみになっています。
もう一つ利用しているものがヤマコレです。
こちらの方がヤマスタよりも登録されている山が多いです。
ただ、こちらはスタンプなどはなく、シンプルに登頂記録として残すみたいな意味合いが強いです。
休みのたびに天気とにらめっこでどの山に行くか考えるのは楽しくもありますが、行きたい山域の天気が微妙な時なども当然ありますよね。そういった時などはヤマスタのスタンプラリーを集めに行くなどの選択肢もあると計画も立てやすいのでおススメです。
さて、次はどの山登ろ?
今後どうなるのか?ご来光登山は金剛山で。
今年はキャンプを始めて6年目、ランニング歴は4年、トレイルランニングも4年、登山が5年、キャンプにはまっていた時期に手を出していたカヤックから昨年はパックラフトに買い替えての川旅、河原キャンプやテンカラ釣りにもチャレンジ。
そのほとんどが独学だったりネット上から得た情報でやっているので不安があるのも事実。アウトドアショップの店員さんに聞いたりもしますが、山岳会やサークル的なものに入るのは躊躇してしまう基本人見知りな性格。その為こういった場での情報収集や情報交換、親切な方からのアドバイスは是非お願いしたいと思っています。
基本は夫婦2人で同じ趣味なため(嫁はランニングだけはあまりしませんが)、1年半前に購入した車中泊仕様のデリカD5で関西近郊から、日本アルプス、四国にも遠征してます。
アウトドア好きには多いと思いますが、無類のギア好きなので購入したギアの使用感なども含め載せていこうかと思ってます。まあ、気分次第ですが‥
今後このブログが続いていくのか、どう発展するのかは試行錯誤中ですが、よろしくお願いします。
毎年恒例なりつつある元旦ご来光登山で年初め
昨年からですが、我が家の恒例行事となるご来光登山です。特にどの山と決めてる訳ではないですが、2年連続で金剛山に登って来ました。
理由は夫婦ともに12月31日まで仕事があり、遠出は時間的にきつい事。スタッドレスタイヤ購入が間に合わなかった為夏タイヤで行けるところ、1月2日から仕事がある(販売業な為年始商戦は年間でもかなり重要)為あまりハードな山はさけたいこと、など。
案の定年末のハードワーク後年越しソバを食べたらなんの準備もせず夫婦揃って寝てしまい、出遅れる。
家を出たのは年も越した4時頃。登山口のまつまさの駐車場には5時過ぎ頃到着。駐車場は8割ほど埋まってました。
ちなみに今年は夏タイヤで問題ありませんでしたが、直前の天気や年によってはスタッドレスタイヤやチェーンは必要なのでそのあたりはきっちり情報収集しましょう。
もろもろ準備を済ませて5時半頃登山開始。日の出の時間は6時50分から7時頃だったと思います。金剛山はコースもいろいろあり時間の余裕があれば別のコースにしましたが出遅れたこともあり、千早本道コースで登ります。
元旦は山頂の小屋も早くから営業しており、ロープウェイもご来光に合わせて運行しているので登山者以外の軽装の人も結構います。
特に本道コースはよく整備されているのでスニーカーなどでもなんとか登れない事もないですが、最低でも登山口などでも販売されてる二本爪の簡易アイゼンがあれば安心です。
雪の多い年もあるので一概には言えないですが…ちなみに今年は靴はALTRAローンピーク4MID RSMに安定のmont-bellチェーンスパイクでいい感じでした。
まだ暗い中少し登るといい感じに夜景が見えてきます。本道のコースタイムは山と高原地図では1:40ですがそれなりに登山をしてる方ならまあ楽勝でしょう。
我々は1時間ほどで山頂小屋に到着。低山ですが朝方はそれなりに冷え氷点下にはなるので防寒はしっかりとしましょう。とくに普段から運動などしてないような方は汗だくになり、ご来光を待つ間にかなり寒い思いをすることになります。まあ今年は天気も良く、風がほとんどなかったので昨年に比べまったく寒さは感じませんでした。
さて、小屋からご来光を見るポイントは20分ほど千早園地側に歩いた展望台なのですが、昨年より明らかに人が多くとても登れる状況ではなかったことです。そのため微妙な感じです。
写真はまあ微妙でしたがご来光自体は天気に恵まれてきれいに見れたのでまあ満足できました。後は小屋に戻ってぜんざいを食べ早々に下山。下山後登山口にあるまつまさにて山の湯豆腐と山の豆乳鍋を食べましたがなかなかおいしかったです。元旦は振る舞い酒のサービスがありました。私は車なので飲めませんでしたが嫁はご機嫌でいただいておりました。
今年も元旦から山に登る事が出来、本当に良かった。